「厄年」というのは、病気になったり、事故にあうなど、身辺に不幸や災禍が起きやすい年齢とされています。従って、この年には、万事を慎み、結婚・引っ越し・新築などは控え目にしなければならないといわれます。こうした重大な時期にさしかかるにあたって、「祈り」と「慎み」をもって、この時期を無事に乗り切るために、神社で厄祓いを受けるのです。
厄年は地方により異なることもあります。厄除・方位除のご祈願は、古来、数え年(お正月で一歳年を加える)で行なうことから、年の初めの早い時期に、お近くの神社でお受けになり、心穏やかに無病息災にて一年間をお過ごし下さい(※数え年)。
地相・家相・方位・年まわり等から来るあらゆる災いを除く祈願が方位除です。現代社会では、必ずしも地相や家相にかなった家を建てることは容易でありません。さらに普請造作、引越し、旅行などによって知らず知らずに方位を犯しつつ、日常生活の中で事に当たらねばならぬことが多くあります。また人それぞれが年まわりによる祟り、障りがあると考えられています。特に「八方塞・鬼門・病門」の年まわりに当たっている方は、方位除の祈願を受け、一切の災厄をお祓いし、家内安全、福徳円満の生活を招きましょう。